佐土原高校産業デザイン科による男女共同参画啓発ポスターの制作は今年で3年目となります。
「女らしく 男らしくではなく あなたらしく」「性別にこだわらず、誰もが自分らしく、生き生きと暮らせる社会」
などの男女共同参画社会について学習し、啓発用ポスターを作成しました。
パレットでは、このポスターを様々な啓発活動の中で活用していきます。
見た目が性別で大きく異なるライオンを主役に「男女という枠ではなく個人として人をみてみよう」というテーマで描きました。 レントゲンで透けるライオンの骨格をどちらも同じにすることで男女差がないことを表現しました。 また、ストレートなメッセージにすることで意味を伝わりやすくしました。
『学校の制服』をテーマにして制作しました。 制服を着る時に違和感があったり、自分が着たい服を自由に着られないことはすごく悩むと思います。少しでも共感・理解を深めてもらい、誰もが自由に幸せに過ごしてほしいという願いも込めました。
人間の恰好も男女関係なく好きな恰好をすればいいと思ったので、雄雌で姿の変化がないトビイワペンギンを描きました。 恰好に関して人が傷くことを言われるのは許されないとおもったので、強めの雰囲気の絵に仕上げました。
この作品は法律や制度を訴える以前に性別の違いがある人を否定せずに認め合ってほしいこと。 「愛し合うことは自由なんだ。」 ということを題材に制作しました。
大相撲においてのスポーツ性差別問題をテーマに制作しました。 浮世絵の雰囲気で女性が力士を上手投げしているインパクトのあるポスターに仕上げました。 相撲に絡めたキャッチコピーにして全体の統一感を出しました。
男女の性差をかたつむりで表現しました。 かたつむりは自分がなろうと思った性別になれるということを知り、 人間も自分らしく生きられる世界になって欲しいう願いを込めています。
「自由な髪形」というテーマで描きました。髪形をたくさんの種類があるパフェに例えたら面白いんじゃないかという発想のもと、三人のキャラクターの頭にそれぞれちがう種類のパフェをのせて、違いがわかりやすくなるようにしました。 「どのパフェも美味しい」つまり「誰がどんな髪型も素敵」という意味を含んだキャッチコピーにしました。
LGBTとギャンブルをかけたポスターを制作しました。 ビルなどの建物を紛れ込ませて、チップに見立てました。 私たちの生活や暮らしを全て賭けられるほどのものだ、ということを伝えたくてこのデザインにしました。
同性愛やLGBTなどにまだ偏見がある人間に対し、性別関係なく番を決めるイルカがLGBTの象徴である虹を乗り越えている様子を描きました。 「性別の壁を乗り越えていけているか」という言葉を「イルカ」とかけてシャレを交えつつ、見た人が何か考えてくれる様問いかけるキャッチコピーにしました。
母が家事育児、父が仕事というように決めつけずに、家族みんなでやろうということを表現しました。 キャッチコピーは、「ワーク(仕事)もケア(家事育児)もファミリーシェア(家族で共有)」という意味です。 顔を狼にしたのは、狼は仲間や家族を大切にして、子育てなどは家族だけでなく仲間も一緒にするというのを知ったからです。
・人の個性を丼ものに見立てて、個性は人それぞれなので丼の中を全部違うものにしました。 ・キャッチコピーは「どんどん」と「丼物」をかけました。また、「伸ばしたい」なので丼ぶりが上に向かっている感じにしました。
デートDVによる言葉の暴力で傷つくことをテーマに制作しました。 心のあざをリアルに表現することで、現実味のあるポスターになったと思います。 キャッチコピーをはっきり大きく表現しないことで、好きだけど離れられない、だけど耐えられない。そういう被害者の気持ちを考えての表現の仕方にしました。
男女共同参画についてブレインストーミングをしているイメージで制作しました。 自分たちで男女が平等に生きていける未来を描いていけるような社会になればいいなという気持ちを表現しました。 余白を多めにすることでシンプルに伝えたいことをわかりやすくしました。
